【京急電鉄】町工場の技術力×地域クリエイターの創造力 ものづくりの場「梅森プラットフォーム」開業 | 建設通信新聞Digital

4月28日 日曜日

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【京急電鉄】町工場の技術力×地域クリエイターの創造力 ものづくりの場「梅森プラットフォーム」開業

 京浜急行電鉄は1日、京急蒲田駅付近連続立体交差事業で生まれた京急線大森町~梅屋敷駅間の高架下スペース(東京都大田区)に整備を進めていたものづくり複合施設「梅森プラットフォーム」を開業する。「町工場」の技術力と地域のクリエイターの創造力が集まる活動拠点で、施設は町工場、クリエイター拠点、店舗で構成している。
 大規模製造を支えてきた町工場が集積する大田区は近年、デザイン力や発想力を持つクリエイターが流入し、新しいネットワークが形成されつつある。京急電鉄では、こうした地域特性をまちづくりに生かし、地域の発展に貢献するため、新しい発想を持ったクリエイターと技術力を持った町工場などの協業を促し、新たなものづくりの場を提供する。
 施設はS造で、平屋建て7棟と2階建て1棟の計8棟総延べ1153㎡。入居テナントの「KOCA」は、蒲田エリアで工房やシェアオフィスなどクリエイターのため拠点づくりを行うアットカマタ(大田区)がクリエイターと町工場が協働してものづくりに取り組めるインキュベーション(創業支援)施設として運営する。また、産業用純水装置の製造・販売・開発設計などを手掛ける地元企業のトップウォーターシステムズが工場区画に入居し、不動産企画・運営とともに地域コンテンツの事業化に取り組む仙六屋(同)、梅屋敷駅前にはベーカリカフェが入居する。
 京急電鉄は、高架下全体を新しいものづくり拠点として活用できるよう梅森プラットフォーム第2期以降の開発を順次進めていく。

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