11月30日の完成に向けて建設工事が終盤に入った新国立競技場。発注者の日本スポーツ振興センター(JSC)は、国賓クラスが利用するVVIPエリアの内装や照明を“日本らしいシンプルな表現”とするデザインを固めた。デザインを手掛ける隈研吾氏は10日に会見で、「日本らしい格式ある空間になるだろう」と期待するとともに「モックアップ(実物大の模型)の段階で設計チームが意見を出し合って決めた。今後変更はしない」と述べた。
ラウンジソファにも日本らしさを表現する。少ない要素で構成し、船底天井と調和する「折り」の手法を生かしたデザインに再構築する。