【日建連】19年度新規事業に「スケッチコミュニケーション」 ICTとともに現場力向上のツールとして | 建設通信新聞Digital

5月17日 金曜日

公式ブログ

【日建連】19年度新規事業に「スケッチコミュニケーション」 ICTとともに現場力向上のツールとして

 日本建設業連合会(山内隆司会長)は、建築分野での図面力の維持・向上に向けた「スケッチコミュニケーション」の取り組みを推進する。既に日建連ホームページ(HP)に関連サイトを開設しており、初歩的なレベルからより高度なレベルまでのスケッチ例を掲載している。施工者の「図面読み取り力」「図面反映力」の維持・向上や、現場でのコミュニケーション活発化による生産性、品質を高めるツールとして、会員企業に水平展開する。

「スケッチの達人」と誰もが認めるレベルとして紹介しているスケッチの一例

 「スケッチコミュニケーション」の推進は日建連の19年度事業計画に新規事業として盛り込まれている。
 施工者の設計図を読み取り、施工に必要な生産情報を盛り込む能力や、図面情報を管理し、正しく現地に反映する力を維持・向上させるのが狙い。BIM、ICT技術の進化、情報量の増大による情報伝達のスピードアップが見込まれる中、「スケッチ力」を活用した円滑なコミュニケーションの実現により、現場力を高める。
 HPのサイトには、▽職人たちとスケッチで会話ができる、若手職員が目標とすべきレベル▽スケッチを介して相互理解を深めることができる、中堅職員が目標とすべきレベル▽スケッチで明確な作業所の意志を伝えられる、ベテラン職員が目標とすべきレベル▽「スケッチの達人」と誰もが認めるレベル--の4段階の事例を掲載している。

建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら