【前田道路】地域に根差した社会貢献を 周辺環境の変化に合わせ更新した破砕工場が竣工 | 建設通信新聞Digital

5月15日 水曜日

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【前田道路】地域に根差した社会貢献を 周辺環境の変化に合わせ更新した破砕工場が竣工

 前田道路が福岡県広川町で建設を進めていた「八女破砕工場」が完成し、4月22日に現地で竣工式が開かれた。南雲政司取締役製品事業本部長、春藤昭晴九州支店長、佐藤幸成工場長がテープカットを行い、完成を祝うとともに地域に根差した社会貢献を祈念した。
 設置から26年が経過した既存工場を周辺環境や需要の変化に合わせて更新した。工場本体を延べ面積470㎡の建屋で覆い、防じん、防音に配慮した。また、隣接道路の境には高さ12mの防じんネットも新設し、周辺地域への環境負荷軽減を図っている。
 本体は1次破砕がロールクラッシャー、2次破砕はインパクトクラッシャーの仕様で、旧工場の約5割増となる1時間当たり96tを製造する。吸選機、磁選機、金属検出機、集じん機を配置し省力化を実現したほか、本体自動停止装置や水圧開放錠電動シャッタ―、コンベアフルカバーなどの安全対策も向上させている。屋内は上屋に3tクレーンを装備し、フォークリフトが走行できる広い空間を設け、メンテナンスを容易にするとともに、作業性に配慮した働きやすい環境を創造している。
 設計施工は前田建設、エフビーエス・ミヤマ、本体設備は中山鉄工所が担当した。
 佐藤工場長は「安全・安心で感動品質の提供を誓う。無事故で完成に尽力いただいた施工者に感謝する。今後も皆さまのご支援、ご指導をお願いし、地域とともに成長できるよう職員・協力会社とも一丸となって取り組む」とあいさつした。

破砕工場の内部

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