桐朋学園は10日、世界初のCLT(直交集成板)を使用するホールとなる「(仮称)桐朋学園宗次ホール」の建設計画を発表した。規模は木造地下1階地上3階建て延べ約2400㎡。基本設計は隈研吾建築都市設計事務所、実施設計・施工は前田建設・住友林業JVが担当。音響設計は唐澤誠建築音響設計事務所が監修する。11月に着工し、2020年12月末の完成を目指す。
会見で宗次氏は「ここから世界に羽ばたき、活躍する音楽家が増えてほしい」と期待。隈氏は「弦に着想を得た木製ルーバーなど、設計しながら楽器をつくっている感覚だった」とし、前田操治前田建設社長は「これまでの経験と知識を生かして高い品質の建物を引き渡したい」と意気込みを語った。