【桐朋学園×隈研吾氏】世界初!CLT使用・音楽ホールの建設を計画 「木が織りなす音楽の場」に | 建設通信新聞Digital

4月20日 土曜日

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【桐朋学園×隈研吾氏】世界初!CLT使用・音楽ホールの建設を計画 「木が織りなす音楽の場」に

 桐朋学園は10日、世界初のCLT(直交集成板)を使用するホールとなる「(仮称)桐朋学園宗次ホール」の建設計画を発表した。規模は木造地下1階地上3階建て延べ約2400㎡。基本設計は隈研吾建築都市設計事務所、実施設計・施工は前田建設・住友林業JVが担当。音響設計は唐澤誠建築音響設計事務所が監修する。11月に着工し、2020年12月末の完成を目指す。

左から前田社長、隈氏、宗次氏、唐澤氏

 同学園音楽部門仙川新キャンパス計画(東京都調布市若葉町1-41-1)の2期として、「木が織り成す音楽の場」がコンセプト。300席と小ぶりながらフルオーケストラが演奏できる広い舞台を持ち、レッスン室や教室も備える。総事業費は約21億円で、約8億円を壱番屋創業者の宗次徳二氏が寄付した。
 会見で宗次氏は「ここから世界に羽ばたき、活躍する音楽家が増えてほしい」と期待。隈氏は「弦に着想を得た木製ルーバーなど、設計しながら楽器をつくっている感覚だった」とし、前田操治前田建設社長は「これまでの経験と知識を生かして高い品質の建物を引き渡したい」と意気込みを語った。

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