東京都が整備を進めてきた都市計画道路「放射第5号線」および三鷹3・2・2号東京八王子線のうち、杉並区下高井戸5から三鷹市牟礼2までの約3.6㎞が8日、全線開通した。都の区部と多摩地域を結ぶ東西の大動脈を形成し、並行する甲州街道の交通渋滞緩和や災害時の避難路の確保などが期待される。
式典で小池百合子東京都知事は「令和の新時代にわが国の発展をけん引していく新たな動脈の1つが完成した。渋滞の緩和だけでなく、新たな人、投資を呼び込み東京の稼ぐ力をさらに高める基盤になると確信している」と期待を寄せた。
この後、代表者によるテープカットとくす玉開披が行われると、関係者や沿道の地域住民から拍手がわき起こり、待望の開通を祝った。