【NEC】キャリアアップ連携・入退管理クラウドサービス提供開始 「Neo Face」顔認証システム活用 | 建設通信新聞Digital

4月25日 木曜日

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【NEC】キャリアアップ連携・入退管理クラウドサービス提供開始 「Neo Face」顔認証システム活用

 NECは、建設キャリアアップシステムとのデータ連携が可能な「建設現場顔認証入退管理サービス」の提供を11日から始めた。提供価格は、1現場で作業員1人が入退場した場合に1日当たり30円で、今後3年間で1万現場への販売を目標とする。建設キャリアアップシステムの普及に向けて大手ゼネコンが導入している入退管理システムを全国のさまざまな企業が導入できるようになる。

サービスの概要

 サービスは、スマートデバイスを使って作業員の現場入退時に顔認証するとともに、GPS(全地球測位システム)位置情報を取得することで、誰が、いつ、どこで入退場したかを正確に把握できる。顔認証システムは、高い認証精度が世界的に認められている顔認証AI(人工知能)エンジン「Neo Face」を活用する。管理画面には、現在、現場に入場している作業員を一覧で表示するほか、作業員の資格を含む属性情報も確認できる。入退場データは、個人別や会社別で集計してCSV出力が可能で、報告書への転記や協力会社から提出される報告書類のチェック作業に活用できる。
 クラウドサービスのため、タブレットやスマートフォンにアプリケーションをインストールして設定するだけで利用できる。このため、カードリーダーなどの登録用端末を設置する必要がなく、現場開設と同時に入退場管理を開始できる。
 作業員の所属会社や、資格情報などを建設キャリアアップシステムのデータから取得し、現場での作業員情報を簡単に登録できる。現場で記録した入退場データも、就業履歴としてキャリアアップシステムに登録する。

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