NECは、建設キャリアアップシステムとのデータ連携が可能な「建設現場顔認証入退管理サービス」の提供を11日から始めた。提供価格は、1現場で作業員1人が入退場した場合に1日当たり30円で、今後3年間で1万現場への販売を目標とする。建設キャリアアップシステムの普及に向けて大手ゼネコンが導入している入退管理システムを全国のさまざまな企業が導入できるようになる。
クラウドサービスのため、タブレットやスマートフォンにアプリケーションをインストールして設定するだけで利用できる。このため、カードリーダーなどの登録用端末を設置する必要がなく、現場開設と同時に入退場管理を開始できる。
作業員の所属会社や、資格情報などを建設キャリアアップシステムのデータから取得し、現場での作業員情報を簡単に登録できる。現場で記録した入退場データも、就業履歴としてキャリアアップシステムに登録する。