【大成ロテック】ベトナムに現地法人設立 アスファルト舗装のリサイクル定着を目指す | 建設通信新聞Digital

4月27日 土曜日

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【大成ロテック】ベトナムに現地法人設立 アスファルト舗装のリサイクル定着を目指す

 大成ロテックは12日、ベトナム・ハノイ市で、現地法人「大成ロテックベトナム」の設立式典を開いた。式典にはベトナム計画投資省のボー・ホン・フック元大臣を始め、計画投資省、交通運輸省、建設省などの関係省庁、在ベトナム日本国大使館などの国内関係機関、日本・ベトナム両国の大学・企業から関係者が出席。西田義則社長もビデオメッセージを寄せ、重要な海外拠点の門出に喜びを表した。
 ビデオメッセージで西田社長は「海外事業展開は重点施策の1つとして掲げている。ここを拠点としてベトナムに根付き、末永く貢献したい。日本で培った技術・経験を、道路を始めとする社会基盤整備に生かし、成長著しいベトナムのさらなる発展に寄与できれば、この上ない喜びだ」と語った。
 三宅勝二大成ロテックベトナム社長は「大成ロテックに入社してからの40年間、日本では深刻な自然災害などの日々の生活に支障をきたす問題が発生したが、大成ロテックは産官学一丸となってこれらの問題に取り組み解決してきた。この経験を生かし、ベトナムの発展に伴う諸問題に対しても、十分な解決策を提供することができると確信している」と述べた。
 大成ロテックベトナムはことし4月に設立した。2020年には舗装工事の主材料であるアスファルト合材を製造する自社工場の設立を予定おり、日本では一般的なアスファルト舗装のリサイクルの仕組みをベトナムにおいても定着させ、同国における環境問題の解決に貢献していくことを目指す。
 親会社の大成建設や、そのベトナム現地法人のVINATA International Co.,Ltd.が長年ベトナムで培ったノウハウや営業網も活用し、グループ一体となって案件の受注を目指す。

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