【秋の褒章祝賀会】14人に栄誉 建設業の財産「技術力・経験」次の世代へ継承 建設業関係11団体 | 建設通信新聞Digital

5月3日 金曜日

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【秋の褒章祝賀会】14人に栄誉 建設業の財産「技術力・経験」次の世代へ継承 建設業関係11団体

 建設業関係11団体は17日、東京都千代田区のグランドアーク半蔵門で2019年秋の褒章祝賀会を開き、受章者14人の栄誉をたたえた。
 主催者を代表してあいさつした日本建設業連合会の山内隆司会長は、国土整備を始めとする受章者の長年にわたる尽力に敬意を表すとともに、建設業にとってかけがえのない財産である英知と技術力、経験を「次の世代に継承していくことが業界の持続的発展に向けて何より大切だと確信している」と今後のさらなる活躍に期待を寄せた。
 来賓の赤羽一嘉国土交通相は、先に発生した台風の被災地を視察したことに触れ、「地元の建設業の皆さんは自らが被災しながらも、応急復旧などの最前線で活躍されていた。まさに地域の守り手としての底力を感じた」と謝意を表した。
 その上で、多発・激甚化する自然災害の中で、担い手不足による建設業の衰退を危惧(きぐ)し、「働き方改革や建設キャリアアップシステムなどを軌道に乗せながら、国土を守り、つくっていくこの業界に1人でも多くの若者が入ってくれるような環境を構築していくことがわれわれの責務だ」との考えを示した。
 受章者の土志田領司土志田建設社長は、「褒章を契機にいままで以上に心を引き締め、建設業の振興・発展はもとより、災害時の即時出動態勢の確立のために努力していく」と謝辞した。
 最後に、全国建設業協会の近藤晴貞会長が「受章者の皆さまは今後も先頭に立って、あるいは後輩の指導を通して活躍していただきたい」と述べ、乾杯した。

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