竹中工務店は、最高水準の安全性と安心感を提供する「プレミアムセイフティビル」を同社が設計施工した読売テレビ新社屋に初めて適用した。高層部が細長い基壇型の建築物に基礎免震と中間階集中制振による免制振ハイブリッド構造を採用することで、地震時の最上階の加速度(揺れ)を一般的な基礎免震構造と比べ、約40%低減し、高層部の家具などの転倒被害を抑制する。
病院やホテル、複合商業施設などでニーズが高まっている基壇型で特に効果が高く、今後も積極的に提案していく。
読売テレビ新社屋の規模は、RC・S・SRC・CFT造地下1階地上17階建て塔屋2層延べ約5万1000㎡。食堂スペースとして吹き抜け構造となっている8、9階に制振装置を設置した。ことし1月に竣工、8月のグランドオープンを予定している。建設地は大阪市中央区。