【東事協青年部会】第6回活動報告会を開催 若者が魅力を感じる設計事務所・建築士のあり方など議論 | 建設通信新聞Digital

5月3日 金曜日

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【東事協青年部会】第6回活動報告会を開催 若者が魅力を感じる設計事務所・建築士のあり方など議論

 東京都建築士事務所協会の青年部会(村田雅利部会長)は11日、新宿区の協会会議室で第6回活動報告会を開いた。2018年度の活動、19年度活動計画の報告に続く意見交換会では、若い世代が将来に魅力を感じる設計事務所(建築士)のあり方などについて参加者が議論を交わした。
 冒頭、村田部会長は、「13年に部会が発足して7年目を迎える。会員数は133人で、2年で約30人増えた。発足当時から部会を支えてきたが、改めて責任の重さ感じている。幹事と一致団結して部会活動を展開していきたい」とあいさつした。
 続いて東京都建築士事務所協会の児玉耕二会長が、「元号も令和に代わり時代の節目を感じる。部会も草創期を経て次のステップに移行する時期に来ている。本会は昨年70周年を迎え、次の10年を目指した礎を築くための活動を展開している。選択と集中で次につなげるべき選択をして、そこに集中していただくことを期待したい。活動の活性化には新人、女性の増加が必要だと考えている。何期か後には女性部会長の誕生も期待している」と述べた。
 村田部会長は、発足当時から部会の目的としている、▽社会貢献▽若手育成▽技術向上▽団体交流--の4本柱に沿った活動方針を説明。今後の建築士事務所のあり方については、「数カ年計画でAI(人工知能)にどう立ち向かっていくかを話し合っていきたい」との考えを示した。
 若手育成に向けては、引き続き1級建築士のサポートセミナーなどを実施する。技術向上では各種セミナーのほか、先輩の作品をめぐる「町並み見学もしたい」と意欲を見せた。社会貢献については、9月に開催する建築ふれあいフェアで、子ども世代に建築の楽しさをアピールするイベントを計画している。

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