【けんせつ小町がガイド】北陸新幹線工事現場で見学会 ドローン体験などで業界の魅力伝える | 建設通信新聞Digital

4月20日 土曜日

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【けんせつ小町がガイド】北陸新幹線工事現場で見学会 ドローン体験などで業界の魅力伝える

 日本建設業連合会は30日、福井市でけんせつ小町活躍現場見学会を開いた。佐藤工業・守谷商会・砺波工業JVが施工する「北陸新幹線、福井下莇生田高架橋工事」の現場で働くけんせつ小町がガイド役を務め、9組28人の親子に建設業の魅力を紹介した。
 見学に先立ち主催者あいさつに立った日建連の剣持幹丸広報部長は「何でもできる女性を昔、小町と呼んだことから、建設業で働く女性をけんせつ小町と呼んでいる。きょうは新幹線の線路をつくる過程を見てもらう。体調に気をつけて見てほしい」と語った。
 概要説明を受けた後、現場に移動し、同JVの梶谷修蔵所長や石川詩織さん、菊田遥子さんらの案内で高架橋の上下部工の現場を見学。続くお仕事体験コーナーで参加者は、佐藤工業がICT施工で活用するドローンの操作体験や土工、左官、とび、鉄筋などの建設業の仕事を職人に教わりながら楽しんだ。

ドローンの操作を体験

 質疑応答では参加者から「なぜ建設業で働くことにしたのか」などの質問があった。石川さんらは「大きなものをつくる仕事がかっこいいと思っていたから」「父が建設業で働いており、小さいころから親しみがあり、憧れていたから」などと回答した。見学会後、石川さんは「子どもたちと現場を見学できて良かった。普段、建設現場での仕事は分からないので、(仕事を知る)良いきっかけになったと思う」と感想を述べた。
 同現場は北陸新幹線金沢駅~敦賀駅間125㎞のうち、1.3㎞にわたる高架橋を施工している。北陸新幹線は2023年春の完成を目指している。工事場所は福井市下莇生田町。

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