戸田建設は3日から10月20日まで、同社として初めてのアートイベント「TOKYO2021」を開いている。同社主催のもと、アーティストの藤元明氏の総合ディレクション、建築家の永山祐子氏の企画アドバイスによるアートイベントで、イベント会場に併設して(仮称)新TODAビルを紹介するコーナーも設けている。会場は東京都中央区のTODA BUILDING1階。
新TODAビル展は「新TODAビルの誕生をみんなで祝福する」をコンセプトに、建設会社らしく単管パイプを使って、おみこしややぐらを表現した祝祭性のある空間の中で、新TODAビルの模型、特区提案概要、新ビル設計コンセプトなどを紹介している。
このほか、会期中、イベントの趣旨に賛同したマッシュアップ (東京都渋谷区、前野欽哉代表取締役CEO)が、特別企画として戸田建設が運営する 「TODA農房」で育てたいちごを使った「いちごアイス」も限定販売している。
2日にTODA BUILDINGで開かれた記者発表で、藤元氏は「1年半くらいをかけて、きょうを迎えた。アーティストが主張することと、戸田建設が考えていることをお互いに誠実にすり合わせ、このような場にこぎ着けることができた」と述べ、イベントの成功に期待を寄せた。