【東京メトロと東大】「鉄道ワークショップ」開催 中学生がSDGsと鉄道の関わりなどをテーマに議論 | 建設通信新聞Digital

5月2日 木曜日

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【東京メトロと東大】「鉄道ワークショップ」開催 中学生がSDGsと鉄道の関わりなどをテーマに議論

 東京地下鉄と東京大生産技術研究所は2日、東京都中野区の東京メトロ中野車両基地で「鉄道ワークショップ2019」を開いた。2013年8月から開始した取り組みで、19年度は電車モーターのしくみから学ぶ地下鉄とエコをテーマに中学生25人が参加した。
 グループワークでは参加者が環境面やSDGs(持続可能な開発目標)などと鉄道の関わりをテーマに議論し、CO2排出量の少ない鉄道の優位性を挙げ、鉄道の利用を促すべきなど生徒が積極的に意見を出しあった。
 続いて、丸ノ内線と銀座線の車両の全般検査などを行う車両工場では、車両の検査やモーターを搭載した台車などを見学した。
 中野基地でのワークショップ終了後、東京地下鉄広報部サステナビリティ推進室の森久人課長補佐は、「このワークショップはSTEAM教育(科学、技術、ものづくり、芸術、数学などを統合的に学ぶ教育)の一環として位置付けている。東京大学の学術的な話と電車のような日常生活を支える技術はどういうものなのかを知ってもらい、参加者が次世代を担う人材になってもらえたら」と語った。
 その後、目黒区の生産技術研究所で電車モーターの講義や実験を行った。

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