【日建連・けんせつ小町活躍現場見学会】小中学生らがマンション工事現場で建築の仕事を楽しく学ぶ | 建設通信新聞Digital

4月24日 水曜日

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【日建連・けんせつ小町活躍現場見学会】小中学生らがマンション工事現場で建築の仕事を楽しく学ぶ

 日本建設業連合会(山内隆司会長)は2日、神奈川県海老名市で三井住友建設が施工を進めている「(仮称)海老名駅間マンション計画新築工事」で、けんせつ小町活躍現場見学会を開いた。小中学生ら12人と保護者9人の計21人が参加し、建築の仕事を楽しく学んだ。

けんせつ小町と夏の思い出をつくった

 見学会では、日建連けんせつ小町委員会部会長を務める細川珠生三井住友建設取締役が「たくさんの女性が働いており、彼女たちの仕事ぶりを見てほしい。普段見られないようなことや体験できないようなことがいろいろできるので楽しんでほしい」とあいさつした。
 続いて現場の指揮を執る川合保徳所長が「工事の機械や道具などいろいろ見て回れるので、一夏の思い出にしてほしい」と呼び掛けた。
 現場に従事する工務・工事管理担当の坂田優希さんが工事概要を説明し、同社技術本部の高岡怜さんが3次元レーザースキャナーなど最新の建設技術を紹介後、意匠設計を担当し、設計監理に携わる今永紀子さん、設備担当の大津愛那さんらを加えたけんせつ小町が現場を案内した。
 高さ約100mの屋上に上る工事用エレベーターを体感したほか、事前に準備したけんせつ小町のロゴマークになるタイルシールを協力して貼り合わせた。
 質問コーナーでは、「どうして建設の仕事を選んだのか」との質問が上がり、けんせつ小町たちは「建物を見ることやものづくりが好きで、みんなで協力して1つのものを造り上げる最前線で働きたいと思った」(坂田さん)、「マンションといった大きな建物を造りたいという夢があった」(大津さん)、「小さいころから絵を描くのが好きで、描いた絵が実際の建物になり、50年、100年と残っていくというすてきな仕事だと思った」(今永さん)、「小学生のころから算数や理科が好きで、理系の仕事に興味があり、橋など大きなものを造りたくて建設業界に入った」(高岡さん)と答えた。
 最後に日建連けんせつ小町委員会委員長の新井英雄三井住友建設社長が「皆さんは十数年後にはけんせつ小町のお姉さんと同い年になり、仕事を選ぶことになるが、一緒に仕事ができるようになればと期待している」と述べた。
 この工事は、小田急/海老名駅間地区(ViNA GARDENS)開発計画の一部で、タワーマンション、駐車場棟各2棟を建設する。規模はRC造31階建て塔屋2層総延べ約7万6000㎡。発注者は小田急不動産、三菱地所レジデンス。基本設計はアール・アイ・エー、設計施工は三井住友建設。工期はタワーマンションA棟が2020年1月31日まで、同B棟が21年1月29日まで。建設地は海老名市めぐみ町512-11、12。

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