【兵庫県建設業協会】女子高校生と女性技術者との交流セミナー開催 建設業の魅力をアピール | 建設通信新聞Digital

4月26日 金曜日

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【兵庫県建設業協会】女子高校生と女性技術者との交流セミナー開催 建設業の魅力をアピール

 兵庫県建設業協会は2日、神戸市のラッセホールで「女子高校生と女性技術者との交流セミナー」を開いた。県内の工業高校3校から女子高校生27人が参加、建設業界で働く女性技術者による基調講演やパネルディスカッションを実施した。登壇した女性技術者が建設業の現状や魅力を紹介し、後輩たちに建設業の魅力をアピールした。

パネルディスカッションなど行った

 参加したのは、県内の工業高校の土木・建築系に在籍する1-3年生で、兵建協では初めての取り組みとなる。
 はじめに大阪府の職員で土木者女性の会の副会長をを務める牛山育子さんが基調講演し、就職の理由やこれまでに携わった仕事などを紹介した。牛山さんは「女性が働きやすい職場は、男性にとっても働きやすい職場。建設現場に女性は、ほとんどいないが、頑張って続けてほしい。仲間が増えることで、いままで特別だったことを普通にしていこう」と呼び掛けた。
 パネルディスカッションでは、牛山さんがコーディネーターを務め、パネリストとして、土木技術者の後田真里さん(大成建設)、原菜摘さん(IHIインフラシステム)、建築技術者の田中佳世子さん(川嶋建設)、松田夏実さん(柄谷工務店)、清水冴香さん(松田組)が登壇し、自己紹介の後、事前に寄せられた質問に答えていった。
 学生のうちに取っておいた方がいい資格についての質問には、「建築士や土木施工管理技士など、仕事をする上で特に重要な資格は実務経験が必要」「資格取得は勉強時間が取りやすい若いうちの方がいい」などと答えた。現場で困ったことはという質問には、「女性用トイレは普及してきているが、巨大な現場で1カ所しかなくて困った」「配給される備品が男性用のものしかなかった」などといった苦労話にも花が咲いた。このあと、3グループに分かれ、意見交換した。

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