エイト日本技術開発は1日、大阪市にある関西支社で「女性活躍に向けたワークショップ」を開いた。管理・営業系と技術系の2グループに分かれ、結婚や出産といったライフイベントと仕事の両立、あるいは異動や昇進といった「ワークイベント」との向き合い方などについて意見を出し合った。
　建設コンサルタントの仕事について「新しいことに挑戦できる」「達成感を味わえる」「社会の役に立つ」といった前向きな意見が上がった一方、若手からは「将来子育てと仕事の両立ができるか不安」「知らない土地への転勤が不安」などの悩みの声も出た。これらの意見に対しベテランからは「一人で抱え込まない」「積極的に周囲の人とコミュニケーションをとる」といったアドバイスが寄せられた。
　最後は「女性男性問わず、各個人の特性や働き方に対して、お互いに理解を深めていくことが必要」との認識で一致した。また働きたくなるオフィス環境の整備や、さまざまな境遇の人が働ける環境づくりを行ってほしいとの意見も寄せられた。
　同社総合企画本部の浅沼加代子副部長によると、女性の働き方をテーマとした社内ワークショップは初めての試み。「今後も順次開いていきたい」考えだ。

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