【宮城県と建協】七北田川・河川災害復旧工事現場で親子見学会 30組が建設産業への理解を深める | 建設通信新聞Digital

4月30日 火曜日

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【宮城県と建協】七北田川・河川災害復旧工事現場で親子見学会 30組が建設産業への理解を深める

 宮城県と県建設業協会(千葉嘉春会長)は2日、仙台市内で橋本店が施工する七北田川河川災害復旧工事で「2019小学生と保護者の建設現場見学会」を開いた。現場周辺の小学校から30組70人の親子が参加し、東日本大震災の津波で被災した堤防と導流堤の復旧工事を見学するとともに、現場で用意したさまざまなイベントを通じて建設産業への理解を深めた。県建設専門工事業団体連合会(宮崎佳巳会長)と橋本店が協力した。
 見学会に先立ち、鈴木知洋県仙台土木事務所副所長兼道路部長は「普段は入ることができない現場を間近で見て、ものづくりの大切さを学び、夏休みの思い出にしてほしい」とあいさつ。橋本店の佐藤征樹現場代理人らが工事や作業内容を説明した後、鋼矢板の打設などが進む現場を見学した。
 また、高所作業車への体験搭乗や、護床ブロックへのお絵描き、測量機器を使った宝探し、大声コンテスト、ラジコン重機体験、職人さん体験などのイベントを楽しんだ。
 佐藤氏は「大人になった時にきょうの見学会を思い出して、何度でもここに足を運んでもらいたい」と語っていた。
 2020年度中の完成を目指す同工事の概要は、堤防高がT・P(東京湾平均海面)7.2m。堤防の復旧延長は712m、導流堤は長さ324m。
 工事場所は同市宮城野区蒲生。

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