【オークラプレステージタワー】7月に完成 日本の伝統美を備えたサービスをビジネスシーンに | 建設通信新聞Digital

4月24日 水曜日

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【オークラプレステージタワー】7月に完成 日本の伝統美を備えたサービスをビジネスシーンに

 ホテルオークラが2016年6月から、東京都港区で建設を進めていたホテルオークラ東京本館建替計画「オークラプレステージタワー」が7月に完成した。ホテルオークラ・大成建設などとともにSPC(特定目的会社)として同事業に参画し、8-25階のオフィスフロアを取得した日鉄興和不動産は27日、報道機関向けの説明会を開いた。ホテルオークラ東京新本館(The Okura Tokyo)は、ホテル、事務所、店舗などからなる高さ188mの同タワーと、75mの「オークラヘリテージウイング」で構成する。
 設計は大成建設・谷口建築設計研究所・観光企画設計・日本設計・森村設計・NTTファシリティーズJV、施工は大成建設が担当した。
 今泉泰彦日鉄興和不動産社長は「オークラプレステージタワーはグローバルな視点が求められる現代に、世界から選ばれる国際都市東京の顔として生まれた。ホテルオークラとの連携でグローバルスタンダードのクオリティーや日本の伝統美を備えたサービスをビジネスシーンに取り込み、快適なオフィス環境を提供する」と語った。

今泉社長

 プレステージタワーの規模はS・RC・SRC造地下1階地上41階建て延べ約15万3000㎡(うちオフィスは6万4773㎡)。オフィス基準階は天井高2.85m、面積2277㎡の整形フロアで、レイアウトの自由度が高く、多様なニーズに応える最先端のスペックを備える。3-4階のオフィスエントランスロビーにはホテルオークラの伝統的なデザインを採用する。また、8階にはテナント向けのラウンジを設置。敷地の東側には港区の江戸見坂公園が新設され、敷地の半分を緑地空間として歩行者ネットワークを整備する。
 防災面では、制震装置と高強度CFT柱を採用するほか、72時間維持可能な非常用発電装置を備える。現段階では検討テナントの67%が外資系企業となっている。
 28-40階には368室のホテルが入り、大規模国際会議対応のインターナショナルホテルとして運営する。
 所在地は虎ノ門2-10-4の敷地2万0442㎡。

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