シービーアールイー(CBRE、東京都千代田区、辻貴史社長兼COO)は、苫小牧市で複数棟からなる賃貸型危険物倉庫の開発を進める。
設計者、施工者は非公表。2026年の早期に着工し、1年後の完成を目指す。 近年の半導体産業の急成長に伴い、半導体製造に不可欠な危険物原材料の保管需要に対応する。
プロジェクトは、CBREのアセットマネジメント部門が主導し、特定目的会社(SPC)を通じて、8月8日に土地の売買契約を交わし、9月3日に用地を取得した。
CBREが苫小牧市内の土地取得をサポートし、マーケット調査・分析に基づいた企画設計を実施。設計・施工を担うパートナーを選び、土地の不動産価値を最大化する開発プランを策定した。
施設の開発段階では、CBREのグループ会社で、プロジェクトマネジメントとコストマネジメントの専業会社であるターナー&タウンゼント(東京都港区、梶浦久尚社長)と連携し、設計・施工のプロセスを支援する。竣工後は、CBREのプロパティマネジメント部門が施設を管理し、インダストリアル&ロジスティクス部門がリーシングを担う。
危険物倉庫は、苫小牧港から車で約10分、新千歳空港から約15分という好立地にあり、危険物倉庫需要の受け皿として機能させる。土地面積は約1万2000㎡。
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