【近畿建築教育研】高校生ものづくりコンテスト・木材加工部門 優勝は滋賀県立彦根工高の堤さん | 建設通信新聞Digital

5月2日 木曜日

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【近畿建築教育研】高校生ものづくりコンテスト・木材加工部門 優勝は滋賀県立彦根工高の堤さん

 近畿地区建築教育研究会(会長・高木浩兵庫県立姫路工業高校長)は8月28、29の両日、兵庫県伊丹市のイオンモール伊丹で高校生ものづくりコンテスト・木材加工部門の近畿ブロック大会を開いた。各都道府県の地区予選を勝ち抜いた14人が出場して腕を競い、滋賀県立彦根工業高校の堤明寛さんが優勝した。
 2位は木下航平さん(兵庫県立兵庫工業高校)、3位は澤琉希さん(京都市立京都工学院高校)、イオンモール賞は三原理聖さん(大阪市立都島工業高校)となり、堤さんと木下さんには全国大会(主催・全国工業高等学校長協会)への出場権が与えられる。
 このコンテストはものづくりの技術・技能の継承などを目的に毎年実施している。木材加工部門では建築大工に必要な技術・技能と、木の特性などの知識を競う。
 全国9ブロックの優勝者と開催地枠の1人を加えた10人の選手が参加する全国大会は11月16、17日に同会場で行われるため、今回のブロック大会は全国大会プレ大会ともなった。
 28日は開会式の後、作図競技が行われ、29日には図面をもとに角材を加工して高さ約50cmの課題を制限時間の3時間以内に完成させる加工競技が実施された。
 ただ、この課題は平ほぞ差しや蟻落としなどを含むレベルの高いもので、各選手はのこぎりやカンナ、ノミを手に一心不乱に作業を進めていた。
 運営に携わった兵庫県立篠山産業高校の澤大輔教諭は「さしがねをうまく使えることが競技のポイントとなる」と説明するとともに、「これまでは学校の教室を会場としていたが、今回から一般の人に見てもらえる会場としており、多くの人に建築の技能を伝えたい」とコンテストの意義について語った。
 ブロック大会に出場した選手の学校名は次のとおり。
 ▽大阪市立都島工業高校▽京都市立京都工学院高校▽兵庫県立兵庫工業高校▽同東播工業高校▽滋賀県立彦根工業高校▽奈良県立奈良朱雀高校▽和歌山県立和歌山工業高校。

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