【日建連】ARで生の声発信 デジタルコンテンツと連動・新世代型の学生向けパンフレットを作成 | 建設通信新聞Digital

4月25日 木曜日

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【日建連】ARで生の声発信 デジタルコンテンツと連動・新世代型の学生向けパンフレットを作成

 日本建設業連合会(山内隆司会長)の建築生産委員会施工部会生産性向上専門部会は、デジタルコンテンツと連動した新世代型の学生向けパンフレットを作成した。誌面に掲載している会員企業の若手技術者の写真にスマートフォンなどをかざすと、AR(拡張現実)映像によって生の声を聞くことができる。建築工事業界のリアルな情報がより届きやすいよう工夫し、担い手候補の興味喚起と入職促進につなげる。
 日建連として、建築系学科を専攻する学生を対象としたパンフレットを作成するのは初めて。また、デジタルコンテンツの活用も先進的な試みとなる。
 タイトルは『KIZUKU』で、「未来を築く 新しい自分構築-世界へと広がる舞台はここから」を補足的に加えている。
 冒頭は建築施工管理職に求められることなどを紹介。続いて、同専門部会を構成する会員企業が推薦した、建築系学科卒業5年以内の若手技術者15人のメッセージと写真を掲載している。
 また、専用のアプリケーションで併載しているQRコードを読み込み、各技術者の掲載スペース内にある「movie」と表記された写真をスマートフォンやタブレットからのぞくと、画面上にAR(拡張現実)の特別動画が流れる。1分足らずの動画だが、建築工事の魅力ややりがい、変化する現場の就労環境など自身の率直な思いを伝えている。

◆リーフレットも発行
 リーフレット(Vol.1-4)も合わせて発行。4人の作業所長経験者が建築工事を通じて感じてきた達成感やそこから得られる誇り、喜び、けんせつ小町の活躍のほか、産休・育休の取得、週休2日の定着、時間外労働の適正化による男女問わず働きやすい職場環境の構築、BIMを始めとする新技術の導入など働き方改革、生産性向上に関する取り組みも盛り込んでいる。
 パンフレットとリーレットはクリアファイルで1セットになっており、4650セットを制作。会員企業の今後のリクルート活動に活用する。それぞれの掲載内容は定期的に見直す方針だ。

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