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【大林組の緩衝装置】「免震フェンダー」が建設技術審査証明取得 免震建物への提案強化へ

最終更新 | 2019/10/07 14:36

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 大林組は、2017年に開発した免震建物用フェールセーフ機構「免震フェンダー」について、建設技術審査証明を取得した。第三者証明を取得したことで、免震建物向けにさらなる提案活動を展開する。

免震ゴムと免震フェンダー(上のブロック状のゴム)

 免震建物は、地震時に大きく水平に動くことを前提に、建物と地面の間にすき間(クリアランス)を設ける。ただ、想定以上の地震が発生した場合、免震建物がクリアランスより大きく動き、地面側の擁壁に衝突する懸念がある。衝突すると、その衝撃で建物自体が大きく揺れ、建物の損傷や家具の転倒などにつながる可能性がある。
 免震フェンダーは、建物と擁壁の間に設置する緩衝装置で、衝突の際に高減衰ゴム製のブロックが塑性変形して衝突エネルギーを吸収する。基礎免震建物では、免震建物と擁壁の間にクリアランスを設けた上で設置する。中間免震建物では、過大変形防止用のストッパーを設け、その間にクリアランスを確保して設置する。緩衝材には、密度の高いブロックを使用しているため、ブロック1個当たりの吸収エネルギー量が多く、少ない個数で衝撃力を緩和できる。
 ブロックと取り付け用の鉄板で構成するシンプルな装置のため、持ち運びや取り付け、取り外しが簡単で、免震構造物全体の費用に対するコストを抑えられる。6月までに同社が設計した6物件で計170個を設置した。
 建設技術審査では、免震フェンダーの力学特性が適切であることを確認するとともに、製造時の検査方法や維持管理方法も適切に定められていることが確認された。

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