【大成建設】浮体式洋上風力仏企業と覚書を締結 日本の海域で市場開拓目指す | 建設通信新聞Digital

4月20日 土曜日

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【大成建設】浮体式洋上風力仏企業と覚書を締結 日本の海域で市場開拓目指す

 大成建設は、フランスに本社を置くイデオル社と、同社が保有する特許技術であるダンピングプールRを用いた日本市場におけるコンクリート製浮体式洋上風力発電設備向け浮体基礎の開発と市場開拓に関する覚書を締結した。両社が保有する知見と経営資源を活用して、国内市場における浮体式洋上風力の導入を加速させることが狙い。

大成建設の谷山二朗常務(右)とイデオルのブルーノ・ゲシエ営業&マーケティングディレクター

 イデオル社は、世界的にも評価が高い特許技術「ダンピングプールR」と60人以上の専門性の高いエンジニアリングチームを持つ。既に運転を開始しているフランスと日本の両国の浮体式洋上風力発電プロジェクトや、世界各国で進む商業プロジェクトに従事するなど、浮体式洋上風力発電のカテゴリーでグローバルリーダーとも言える企業だという。
 コンクリート製の台船(C-Boat500)の開発や、トルコ・ボスポラス海峡横断鉄道トンネル建設工事など、さまざまな海洋工事に従事してきた実績を持つ大成建設は、同社との連携によって、着床式の約3倍のポテンシャルがあるとされるなど、今後の有望市場に位置付けられる日本の海域でのコンクリート製浮体式洋上風力発電の市場開拓を目指す。

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