【埼玉建協青年経営者部会・現場見学会】小学生高学年がドローン操縦など最先端技術を体験 | 建設通信新聞Digital

5月3日 金曜日

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【埼玉建協青年経営者部会・現場見学会】小学生高学年がドローン操縦など最先端技術を体験

 埼玉県建設業協会青年経営者部会(平岩敏和部会長)は、埼玉県主催「夢を見つける!リアル体験教室」の一環として、26日に小学生高学年向け現場見学会「最先端の建設現場をのぞいてみよう」を開いた。県内の小学4-6年生の計38人は、関東地方整備局江戸川河川事務所が発注し、金杉建設が施工する「H30幸手地区堤防整備等工事」(幸手市)で、コンピューター制御された建設機械やドローンなどを体験した。

金杉建設の施工現場を見学した

 見学に先立ち、春日部市の金杉建設本社で、埼玉県県民生活部青少年課健全育成支援担当主事の松田順嗣氏のあいさつに続き、埼玉県建設業協会青年経営者部会の吉川祐介副部会長(金杉建設専務)と、金杉建設の小俣陽平工事管理本部次長兼i-Construction推進室室長がi-Conや、最先端の建設機械などについて説明した。
 現場見学では、江戸川河川事務所江戸川上流出張所長の寺西浩三郎氏が工事の概要を説明した上で、「建設業に少しでも興味を持ってくれたらうれしい」と話した。
 参加者は4班に分かれ順番に、バックホウ、ブルドーザー、高所作業車の試乗や、ドローンの操縦を体験した。
 見学会を終え、埼玉県の松田氏は「将来の職業についてイメージして、話し合ってほしい」と語った。
 参加した児童の一人からは「ドローンを操縦できて、とても楽しかった。将来はクレーン車の運転士になりたい」、保護者は「若い方が多くて生き生きとして活気があった」との声があった。
 同現場は、重機に搭載したレーザースキャナーで盛土などの締め固め時に、高精度・高密度な地盤データを収集し、リアルタイムで出来形確認している。内閣府の官民研究開発投資拡大プログラム(PRISM)を活用し、国土交通省が実施する19年度の「建設現場の生産性を飛躍的に向上するための革新的技術の導入・活用プロジェクト」に選定された。

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