【三井住友建設】建築系新入社員が約1カ月の実技合宿 RC躯体組み立て通じ実業務を学ぶ | 建設通信新聞Digital

5月8日 水曜日

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【三井住友建設】建築系新入社員が約1カ月の実技合宿 RC躯体組み立て通じ実業務を学ぶ

 三井住友建設は、千葉県流山市の技術研究所で建築系の新入社員を対象に実技合宿を行っている。43人が参加し、テーブル状のRC躯体を一から組み立てている。10月1日から11月12日までの約1カ月にわたる泊まり込みのプログラムで、協力会社の社員の指導のもと、熱心に作業に取り組んでいる。
 建築系の実技合宿は、2018年度から実施している。1グループ7-8人の6グループに分かれ、躯体の構築はどういうものなのか、これまで座学で得た知識は実際にどのように生かされるかなど、身をもって知るきっかけづくりとすることが狙い。
 参加している43人の内訳は、施工管理に携わる社員が40人、設備設計の配属者が3人。協力会社の立場で行うことと、元請けの立場として品質管理することの両面を経験することがポイントだ。このほか、VR(仮想現実)による高所作業の安全体験も全員が受ける。
 参加した新入社員のうち、建築本部設備設計ディビジョンの竹永尚輝さんは「この研修で学んだことを設備設計と設備施工に生かしていきたい」とし、大阪支店のグエン・ヂュウリンさん(ベトナム)は「建築の知識だけではなく、日本語、日本の文化などいろいろ勉強できればいいと思っている」と話した。横浜支店の中村春香さんは「一から建物をつくっていくという工程は初めてなので、次に配属が決まっているマンション工事現場にここでの経験を生かしていきたい」と抱負を語った。
 指導に当たっている巽建設架設工事部部長の安倍(あんばい)道氏は「現場がうまくいくように指示をしながら行っている。来年、再来年も指導を継続していきたい」と意気込みを示した。

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