【東亜道路工業】大学生対象にアスファルト合材工場・乳剤工場見学会 道路舗装の魅力を発信 | 建設通信新聞Digital

5月3日 金曜日

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【東亜道路工業】大学生対象にアスファルト合材工場・乳剤工場見学会 道路舗装の魅力を発信

 東亜道路工業は、日本大学理工学部交通システム工学科の学生を対象に「アスファルト合材工場・乳剤工場見学会」を開いた。同学科の2・3年生82人と教員3人が参加し、茨城県つくば市の技術研究所、かすみがうら市の土浦乳剤工場、土浦市の昭和建設・東亜道路工業・鹿島道路JV県南共同アスコンを訪れた。同学の学生を対象とした見学会は今回で3回目。
 見学会は、アスファルト舗装材料の製造工場を見学することで学生が道路舗装に興味を持ち、道路工学を学ぶ上で参考となるよう大学からの要望を受けて実施している。
 始めに、技術研究所でアスファルトや採石などの素材に触れ、工場の製造工程を室内試験用の小型ミキサーで学習した後、工場に移動した。
 土浦工場ではアスファルト乳剤の製造設備の見学やディストリビューターの散布実演などを実施。急速分解性タイヤ付着抑制型乳剤の散布を見た学生は、通常のアスファルト乳剤では数十分を要するアスファルト皮膜の形成が瞬時になされる様子に強い関心を抱いた。
 県南共同アスコンでは、合材工場製造設備や操作盤、試験室などを見学。学生からは「1年間の製造量はどれくらいか」「国内にこういった工場は何カ所あるのか」などの質問が寄せられた。
 見学終了後、あいさつに立った堀之内悟代表取締役専務は、台風15号・19号の被害に触れ、「建設業は今回のような甚大な被害に遭い困っている人々のために尽力する業界の1つであり、働きがいを感じる職種だ。皆さんは今後、多様な方面に就職するだろうが、『人の役に立つ』ことを意識しながら活躍してほしい」と呼び掛けた。
 参加した学生からは、「これから公務員・民間、コンサル・ゼネコン・サブコンなど、どのようなところに就職したとしても今回見聞きしたことは将来の参考になると思う」などの感想が上がった。

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