【建築学会賞受賞】新豊洲Brilliaランニングスタジアム 関係者らが受賞の喜びを分かち合う | 建設通信新聞Digital

4月24日 水曜日

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【建築学会賞受賞】新豊洲Brilliaランニングスタジアム 関係者らが受賞の喜びを分かち合う

 「新豊洲Brilliaランニングスタジアム」の2019年日本建築学会賞(作品)受賞を祝う会が、東京都江東区の同スタジアムで開かれた。設計の武松幸治E.P.A.環境変換装置建築研究所取締役、構造設計の萩生田秀之KAP代表、ETFE膜の太陽工業設計本部・喜多村淳氏の3人の受賞者、為末大同スタジアム館長ら大勢の関係者で受賞を喜び合った。

あいさつする武松氏

 ETFE膜、鉄骨フレームと木の湾曲集成材によるハイブリッド架構の屋根が大きな特徴の建物で、「贅肉」のない「必然の美しさ」が高く評価された。
 為末館長は「健常者、障害者の垣根を越えたスポーツ施設を見事に表現していただいた。受賞は大変光栄だ」とあいさつした。
 発起人代表の斎藤公男日本大学名誉教授は「この建物は日本構造デザイン賞、BCS賞、そして日本建築学会賞と3つのビッグタイトルを獲得した。次は国際的に評価されるのではないかと思っている」と激励した。
 受賞者の1人、武松氏は「為末館長から垣根をなくした施設をつくりたいという提案を受けてプロジェクトが始まった。いまはパラリンピックのトレーニングセンターとしても活用されている。関係者の皆さまと心を1つにしてつくり上げることができたことに感謝している」と述べた。この後、パラアスリートの佐藤圭太氏らによるランニングも披露された。

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