【建物ができるまでには…】電気科・建築科の高校生がヤフオク新ビルを現場見学 福岡電業協会 | 建設通信新聞Digital

4月28日 日曜日

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【建物ができるまでには…】電気科・建築科の高校生がヤフオク新ビルを現場見学 福岡電業協会

 福岡電業協会(西村松次会長)は18日、福岡ソフトバンクホークスが整備を進める福岡ヤフオク!ドーム新ビル計画の工事現場で、筑紫台高校の電気科・建築科2年生約30人を対象にした現場見学会を開いた。 冒頭、あいさつした島田隆副会長は「建物ができるまでには建築や電気設備などさまざまな職種の人たちが一体となって働いている。現場を見て気づいたことは何でも質問してほしい」と呼びかけた。続いて施工を担当する竹中工務店の担当者らが工事概要を説明した。
 この後、生徒は九電工が担当する電気設備工事の見学と同校OBによる出前講座、意見交換を行った。現場では、内装、外装工事と並行してコンセントや配管の設置などが進んでおり、生徒は壁や天井を時おり指さして質問した。
 出前講座では、第二種電気工事士の実技試験を基にした課題に取り組み、OBが質問を投げ掛けながら指導した。意見交換では、OBが自己紹介や入社動機、やりがいなどを語ってから現場や給料などについて互いに質問を交わした。参加した生徒は「これだけ大きな現場を見学する機会はないので、良い経験になった」と語った。
 施設は、非日常・革新的な次世代型の複合エンターテインメントを体感できる施設となり、劇場やフードコート、王貞治ベースボールミュージアムなどを備える。規模はS造9階建て延べ2万0466㎡。CMは三菱地所設計、設計・監理は三菱地所設計・竹中工務店JV、施工は竹中工務店が担当。3月に着工し、2020年6月30日の完成を予定している。11月現在の進捗率は約50%。建設地は福岡市中央区地行浜2-2-2。敷地面積11万4513㎡。
 工事では、BIMを使った積算・見積もり、月間工程管理、360度カメラと連携した進捗管理、ロボットの活用などデジタル・コンストラクションにより省人化や品質向上に取り組んでいる。

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