三井住友建設と日立ソリューションズ(東京都品川区、星野達朗社長)は、TOFカメラを活用した鉄筋出来形自動検測システムを共同開発した。TOFカメラを搭載したタブレットなどで撮影するだけで、鉄筋径・配筋間隔の計測、帳票作成までをリアルタイムで自動出力できるため、従来の計測方法に対して施工管理者が検測作業に拘束される時間が3分の1に短縮できるという。
TOFカメラを利用することにより、RGBカメラだけでは判別が困難だった多段配置された鉄筋でも、的確に対象の鉄筋を抽出して計測することが可能となる。計測結果はデータとして記録し、検査写真、帳票を自動作成する。高度な技術が不要なため、誰でも容易に検測できるようになり、人手不足解消に貢献する。