【水防災意識社会を再構築】関東整備局下館河川事務所 鬼怒川洪水AR・VR体験型コンテンツを制作 | 建設通信新聞Digital

4月25日 木曜日

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【水防災意識社会を再構築】関東整備局下館河川事務所 鬼怒川洪水AR・VR体験型コンテンツを制作

 関東地方整備局下館河川事務所は、関東・東北豪雨のVR(仮想現実)映像、復旧前後の堤防比較映像、空中散歩(360度)映像を盛り込んだタッチパネルコンテンツと、茨城県常総市内の8地点で想定最大浸水深を体験できる「AR(拡張現実)コンテンツ」を制作した。11日から常総市地域交流センター(豊田城)4階で公開する。洪水時の切迫した状況などを体験してもらうことで、関東・東北豪雨を風化させず常に水防災意識社会を再構築することを目指す。

3年前と比べながら360度堤防を見回せる

 タッチパネルコンテンツはモニターの画像を指で回すことで360度見られる。関東・東北豪雨のVR映像は堤防決壊時の状況をCGで再現した。復旧前後の堤防比較映像は、東京五輪の聖火コースにも選ばれた堤防決壊の碑~石下橋間約2㎞弱の2016年12月と19年9月の堤防を見比べることができる。
 ARコンテンツは、常総市役所本庁舎など8公共施設の想定最大浸水深をタブレット上で体験できる。

タブレットを用いた洪水AR体験

 同センター4階には、市が鬼怒川・小貝川の治水と利水の歴史を学ぶコーナーを19年1月に開設。その際、下館河川事務所は水害当時のVR映像を見ることができるゴーグルを設置していた。

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