関東地方整備局下館河川事務所は、関東・東北豪雨のVR(仮想現実)映像、復旧前後の堤防比較映像、空中散歩(360度)映像を盛り込んだタッチパネルコンテンツと、茨城県常総市内の8地点で想定最大浸水深を体験できる「AR(拡張現実)コンテンツ」を制作した。11日から常総市地域交流センター(豊田城)4階で公開する。洪水時の切迫した状況などを体験してもらうことで、関東・東北豪雨を風化させず常に水防災意識社会を再構築することを目指す。
ARコンテンツは、常総市役所本庁舎など8公共施設の想定最大浸水深をタブレット上で体験できる。
同センター4階には、市が鬼怒川・小貝川の治水と利水の歴史を学ぶコーナーを19年1月に開設。その際、下館河川事務所は水害当時のVR映像を見ることができるゴーグルを設置していた。