【大林道路】東北支店が計量装置搭載ダンプトラックを導入 積載重量をリアルタイムで目視 | 建設通信新聞Digital

4月30日 火曜日

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【大林道路】東北支店が計量装置搭載ダンプトラックを導入 積載重量をリアルタイムで目視

 大林道路東北支店は14日、大煌工業、極東開発工業と3社で共同開発した計量装置搭載ダンプトラック「スケールダンプ」の運用を、東北地方整備局磐城国道事務所発注の「双葉地区6号維持補修工事」で開始した。同社では、関東支店管内で2019年6月から運用しているが、東北支店管内では初めての導入となる。
 スケールダンプは、ダンプ・トラックの車体に計量装置を搭載して積載重量の表示を可能にしたもので、車体下の前側に1点、後ろ側に2点の計3点に搭載したロードセル(計量装置)で積載物の重量を計測する。

外部表示計

 計測された重量は、車体上の外部表示計とキャブ内表示計に10kg単位でデジタル表示され、ドライバーや積み込み作業の従事者に一目でわかるよう工夫されているほか、5-8kmの低速走行時にも計測できる。

積み込み状況

 積載重量をリアルタイムで目視でき、定積量を守りながら車両の積載能力を最大限有効に活用できるため、ダンプ・トラックの適切な稼働により生産性向上を図られるほか、運行台数削減によるCO2排出量の低減、ドライバー不足への対応などが期待できる。
 さらに、従来行っていた、積載可能な想定重量に基づくマーキング作業が不要となり、人員や作業時間を削減できるため、現場作業の効率化も図られる。
 この日は、福島県広野町内で夜間作業を実施。切削オーバーレイ工事1万3000㎡のうち既設舗装1830㎡を切削する作業を行い、7台のスケールダンプで約220tの切削ガラを運搬した。
 同支店では、今後も同社施工の切削オーバーレイ工事にスケールダンプを積極的に活用していく考えだ。

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