東急建設は、建設現場で働く多様な人々のコミュニケーション活性化を目的に動画「ラジオ体操第バ（第1×ダイバーシティ）」を制作し、ユーチューブの同社公式ページで公開した。建設業の労働災害撲滅を目指した取り組みで、自社を始め、国内外の建設現場で広く活用されることを期待する。

　建設業における労働災害は減少傾向にあるものの、他産業と比較して高い水準となっており、昨今の建設現場では高齢者や経験の浅い若手、外国人就労者の増加によって言語やバックグラウンドが異なる人が増加し、コミュニケーションの不全が災害原因の1つになることも少なくない。
　こうした多様な就業者が混在する建設現場で、互いが気軽に声を掛けやすい雰囲気づくりが災害を減らす第一歩という考えから、始業時の慣習となっているラジオ体操をコミュニケーション活性化のきっかけとするため、国内5方言と海外6カ国語7種類でガイドナレーションする計12パターンの動画を制作した。
　動画は、東急建設や協力会社の従業員が出演するプロモーション版と、日常的に使用できるようモデルが出演するモデル版を各言語で制作しており、またプロモーション版ではすべての言語をミックスしたバージョンも公開している。
　
　
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