【コンストラクション甲子園決勝、動画公開】釧路高専「すあま隊」が初代王者 | 建設通信新聞Digital

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【コンストラクション甲子園決勝、動画公開】釧路高専「すあま隊」が初代王者

決勝大会に出場した6チーム


 帯広二建会(萩原一宏代表幹事)と釧路建親会(渡部仁志会長)、オホーツク二建会(後藤武史会長)は2月26日、高校生を対象に公共事業や建設業の知識と技術を競う全国初のクイズ大会「コンストラクション甲子園」の決勝大会を帯広市内のとかちプラザで開いた。

 コンストラクション甲子園は、クイズ大会を通して建設業や防災・環境問題を学んだ多くの学生の防災リテラシーを高め、子どもたちの生きる力を育むことを目的としている。北海道開発局や北海道、北海道建設業協会、北海道建設業信用保証が後援した。

 今回は十勝と釧路・根室、オホーツク地区の高校生を対象とした。昨年12月に各地区で予選大会を行い、総勢20校49チームが参加した。予選大会を通過した6チームが決勝大会に出場した。初代王者には釧路高専の「すあま隊」(狩野由奈さん・佐藤澄果さん)が輝いた。

 決勝大会では、建設業や防災・環境問題に関する択一クイズや往年の名番組「アタック25」をオマージュしたパネルクイズ「アタック16」に加えて実技試験も実施した。実技ではパスタ20本とテープだけで可能な限り高いタワーを作ってもらい、上に乗せたマシュマロの高さを競う「マシュマロチャレンジ」と、パスタ40本を使って丈夫な橋を作る「パスタブリッジ」の2題に挑んだ。

 クイズでもトップに立った「すあま隊」が実技2題でも高得点を獲得して優勝した。2人は学校で建築を専攻しているが、「パスタブリッジ」では事前に用意した作業工程図をもとに手際よく7㎞の荷重に耐える橋をつくった。

 問題を監修した北大大学院工学研究院の高野伸栄教授は「クイズと実技を通して建設業への知識と関心が広まったと思う。今後も全道、全国へと広がってほしい」と語った。萩原代表幹事は「楽しく建設業について知ってもらうために大会を企画した。工業科だけではなく、普通科の生徒に対して、このようなアプローチはなかったと思う。来年度以降も継続・拡大していきたい」と話した。

 決勝大会の様子は動画配信サイト・ユーチューブ(QRコードまたはhttps://www.youtube.com/@constructionkoshien2022/streams)で公開している。

決勝大会の動画



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