CDM研究会(竹中康一会長)は、陸上施工機用に施工管理装置や位置誘導、「見える化」を実現するCDM-ICT専用システムを開発、CDM-LODIC-V工法(大径変位低減型深層混合処理工法)に実装してスラリー撹拌工におけるICT施工を実証した。これにより「国土交通省土木工事積算基準 スラリー撹拌工」に準拠し、施工履歴データを用いた出来形管理を可能とした。
今後、2020年度から実施工に活用する予定だ。同研究会では、引続き施工管理データのCIM化など時代のニーズに応じた地盤改良工法の改善・改良・開発に取り組むとしている。
スラリー攪拌工法は、撹拌翼貫入時に装備したスクリューで排土管理し、引き抜き時にスラリーを吐出して撹拌する変位低減型(排土式)となっている。同研究会の幹事会社である清水建設、不動テトラ、あおみ建設、テノックスの4社が1999年に開発、工法技術の発展と施工実績の蓄積に尽力している。
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