【日建設計】ゼロエネルギー・木製クールスポット装置のコンパクト版をアイガーデンエアに試験設置 | 建設通信新聞Digital

4月28日 日曜日

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【日建設計】ゼロエネルギー・木製クールスポット装置のコンパクト版をアイガーデンエアに試験設置

 日建設計は、太陽光発電と国産間伐材を活用して真夏の屋外公共空間に涼しさを提供するエコ・クールスポット装置「COOL TREE」のコンパクト版である「COOL TREE LITE(クール・ツリー・ライト)」を、東京都千代田区にあるi-Garden Air(アイガーデンエア)に試験設置した。
 COOL TREEは、環境性とデザイン性を兼ね備えたクールスポットを屋外パブリック空間に創出し、真夏の屋外を快適に過ごせるまちづくりに貢献するため、2018年に日建設計、銘建工業(岡山県真庭市、中島浩一郎社長)、光栄(大阪市、阪上丈一社長)、村田製作所の4社で開発した。
 19年に開発したLITE版は、特にヒートアイランド現象が進行する都会の街並みに、より適合するサイズと形状を考慮し、約4m四方の正方形とした。ミストが気化熱によって空気を冷やすとともに、開放感のあるヒノキ材の格子日除けが直射日光を遮る。
 格子日除けの上には太陽光パネルを設置し、ミストなどの涼感を生み出すデバイスの動力はすべて太陽光発電で賄う。また、使用木材はバイオマス発電の材料、鉄はスクラップを電炉材の材料に循環利用できる。
 アイガーデンエアでの設置期間は9月までを予定。ミストなどのクールデバイスの運転は5月以降に始める。
 
 
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