【島津製作所】無人潜水機に搭載・光無線通信装置を提供 ハイビジョン動画・リアルタイム通信が可能 | 建設通信新聞Digital

5月4日 土曜日

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【島津製作所】無人潜水機に搭載・光無線通信装置を提供 ハイビジョン動画・リアルタイム通信が可能

 島津製作所は、水中で高速大容量無線通信を可能にする水中光無線通信装置「MC100」を発売した。海底探査・パイプライン保守管理などで使う無人潜水機(水中ドローン)向けに提供する。
 従来の水中での通信はケーブルによる有線か、通信速度が遅い音波が主流だった。ただ、有線では水中ドローンの活動範囲などが制限されるほか、音波通信では数十㎞bpsの通信速度が限界だった。近年は光無線技術も研究されており、LEDを光源に使う製品が主流となっている。
 「MC100」は、指向性と応答速度に優れた半導体レーザーを通信源とし、低消費電力のまま高速通信を実現できる。通信速度は、95メガbps以上の高速無線通信で、「ハイビジョン動画のリアルタイム通信」や「大容量ファイルの送信」などが可能になる。水中ドローンの活躍が期待される深海域を想定し、耐水圧性能を3500m以上に設定した。送受信一体型の小型軽量ボディー(直径113mm、長さ250mm、重さ2.85㎏)のため、機器の搭載スペースに限りのある小型水中ドローンにも搭載できる。海底ステーションを撮影して鮮明な画像を送信するといった活動が可能になる。
 
 
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