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5月4日 土曜日

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【水中ドローン】海中構造物改修で調査・作業の効率化確認 国際航業とフルデプス

水中ドローンによる肉厚測定


 国際航業は、産業用水中ドローン開発・販売のFullDepth(フルデプス・東京都台東区、伊藤昌平社長)と、水中ドローンの技術・活用に関する評価検証を実施し、海中構造物の改修に伴う調査や作業の効率化につながることを確認した。

 神戸市の「海の課題解決に向けた実証事業実施業務(海プロジェクト)」として、フルデプスが開発した水中ドローン「DiveUnit300」と潜水士がそれぞれ海中構造物のケレン作業・肉厚測定を実施。比較検証した結果、水中ドローンは潜水士と同等程度の精度で実施することが可能で、業務の効率化や人手不足対策として有用であることを確認した。

 また、水中ドローンで取得した海中構造物の映像を基に、国際航業の3次元空間解析クラウドサービス「KKC-3D」を活用した3次元点群データを構築。鋼管杭の水中部分では防食用の陽極なども確認でき、調査個所となるデータの有効性を実証した。

 これらの成果は、神戸市が24日に開く「KOBEマリンテックフォーラムin TOKYO2022」でフルデプスの吉賀社長が発表する。会場は東京都港区のDMM・com本社。開会は午後6時30分。オンライン配信もある。無料。申し込みは(https://kobemarinetechintokyo2022.peatix.com/)。


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