【コロナ禍行動変容】Wi-Fi人口統計で人の流れを把握 国際航業が集客マップを公開中 | 建設通信新聞Digital

4月20日 土曜日

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【コロナ禍行動変容】Wi-Fi人口統計で人の流れを把握 国際航業が集客マップを公開中

 国際航業は18日、コロナ禍における人々の行動変容を具体的に把握するため、自社開発の「Wi-Fi人口統計データ」を活用してフリーWi-Fiへの接続記録を分析し、その結果を人流調査・分析レポート(集客ポテンシャルマップ)として公開した。

Wi-Fi人口統計データを用いた集客ポテンシャルマップ(全25ランク表示)


 Wi-Fi人口統計データから得られた2020年春の緊急事態宣言時の昼間人口増減と15年国勢調査の居住人口データをクロス集計して集客ポテンシャル分析を行った結果、JR山手線内側には集客ポテンシャルの高いエリアは見られなかったが、同線の主要駅から外側へ約20分圏内に集客ポテンシャルの高いエリアが集中していることが分かった。これは都心に勤務している会社員がテレワークを行ったためと推察している。

 Wi-Fi人口統計データはフリーWi-Fi接続ログから性別や年齢、職業、生活スタイルなど、さまざまな要素で変化する人々の行動をデータとして表すことができる。

 同社は、個別店舗の来店者数や性別・年代などの情報を得ることも可能であるため、集客ポテンシャルの高いエリアでどのような属性の人が増えたのか、特定の店舗やチェーンの来店者数の増減など、新規出店を検討する際の商圏分析や新商品の開発を目的とした顧客分析などさまざまな分野で分析データの活用が見込まれるとしている。

 20日と28日には分析データの最新活用事例やその他活用方法を紹介するウェビナー「2021年最新版! Wi-Fi位置情報データを活用したマーケティング戦略」も開く。ともに時間は午後3時から4時まで。無料だが事前登録が必要。詳細は(https://www.kkc.co.jp/cms/detail/news/20210118)

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