【中部地方整備局】文科相創意工夫功労者賞受賞の排水活動支援ツール 表彰状伝達式を開催 | 建設通信新聞Digital

5月15日 水曜日

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【中部地方整備局】文科相創意工夫功労者賞受賞の排水活動支援ツール 表彰状伝達式を開催

 中部地方整備局は21日、名古屋市の同局内で2020年度文部科学大臣表彰創意工夫功労者賞の伝達式を開いた。業績名「庄内川における排水活動の支援手法の考察」で同賞を受賞した河川部河川管理課の白石はつみ河川維持係長が、宮武晃司河川部長立ち会いのもと、勢田昌功局長から表彰状を受け取った。

右から勢田局長、白石係長、 宮武河川部長

 庄内川下流域には名古屋駅が位置し、日本最大の海抜ゼロメートル地帯の濃尾平野がある。庄内川が氾濫した場合、甚大な被害が発生するため、迅速で効果的な排水活動や堤防復旧などが求められる。そのため、白石係長は既存排水施設や排水ポンプ車を最大限活用し、被害を最小化するための排水計画を自動的に導き出す支援ツールを作成した。
 白石係長は「今回の検討成果が災害対応時に役に立てば幸いです」とコメント。勢田局長は「全国的に汎用性のある優れたシステムだ。有事の際にしっかりと活用できるよう今後も力添えをしてほしい」と求めた。

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