【気象災害からインフラを守るために】日東工業 屋外キャビネットの風雨性能評価基準を制定 | 建設通信新聞Digital

5月8日 水曜日

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【気象災害からインフラを守るために】日東工業 屋外キャビネットの風雨性能評価基準を制定

 日東工業(愛知県長久手市、黒野透社長)は、屋外に設置する監視カメラ、携帯基地局などの電源や情報通信機器を収納する屋外キャビネットの風雨性能評価基準を制定した。建材試験センターと防災科学技術研究所の協力を得た。
 さまざまな場所に設置される監視カメラや携帯基地局など情報通信インフラ用の電源や情報通信機器を収納する屋外キャビネットは、台風や暴風雨などによる風と雨を同時に強く受けるため、過酷な自然環境に耐える性能が求められる。
 従来の性能評価は、「危険な個所への接近や外来固形物の侵入」と「水の侵入に対する保護」について、別々に試験して評価を受け、IP性能(防塵・防水性能)として表示していた。
 屋外キャビネットの風雨性能評価基準は、 風と雨の同時性を考慮した規格「キャビネットおよび宅配ボックスの水濡れ試験方法(送風散水試験法)」 による試験を適用し、風雨等級(WP)で表示する。
 同社では、IP性能表示に加え、台風などを模擬した強風・降雨・風圧を再現できる自社シミュレーション設備「風雨試験設備」を使い、屋外キャビネットの風雨性能の評価を実施し、対応製品にWPを追加表示する。

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