【MR技術を現場に】ニコン・トリンブル ホロレンズやヘッドセットを一体化したデバイス発売 | 建設通信新聞Digital

4月27日 土曜日

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【MR技術を現場に】ニコン・トリンブル ホロレンズやヘッドセットを一体化したデバイス発売

 ニコン・トリンブルは、ヘルメットとホロレンズ、骨伝導ヘッドセットを一体化した施工現場用デバイス「TrimbleXR10」の発売を開始した。MR(複合現実)技術を多様な現場に適用できる。
 「TrimbleXR10」は、マイクロソフト社の「ホロレンズ2」に、厚生労働省が定める保護帽規格・絶縁保護具規格に適合したヘルメット、骨伝導ヘッドセットを組み合わせた。4つの可視光カメラのヘッドトラッキング機能と2つの赤外線カメラのハンドトラッキング機能を搭載している。別売りのクラウドサービス「Trimble Connect for AR/VR」と組み合わせれば、設計データを簡単に3Dモデル化が可能で、図面の整合性確認や施工関係者間の合意形成に活用できる。
 施工前に3Dモデルを見ながら空間把握や課題抽出を実施すれば手戻りの低減・防止につながるほか、鉄骨などの躯体や設備・配管などの干渉チェックも省力化できる。XR10同士を連携させれば、早期に発見した現場での問題に対し、現場作業者に手順を確認・指示しながら対応できる。現場で決定した作業内容もクラウドで共有すれば、作業員同士が進行状況を把握できる。
 価格は、64万8000円(税別)。

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