【社員ファーストの環境を】大建設計が東京ビルをリニューアル "新しい生活様式"にも対応 | 建設通信新聞Digital

5月8日 水曜日

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【社員ファーストの環境を】大建設計が東京ビルをリニューアル ”新しい生活様式”にも対応

 大建設計が進めていた同社東京ビル(東京都品川区)のリニューアルが完了し、29日に記念講演会が同ビルで開かれた。リニューアルは、2018年に迎えた創立70周年を契機にスタート。同社の平岡省吉社長は、「社員が働きやすい環境整備、ダイバーシティーに対応する空間を目指してきた」とし、引き続き、豊かな発想を生み出す“社員ファースト”の環境づくりに意欲をみせた。

講師を紹介する平岡社長

 リニューアルでは、すべての共用室にウェブ会議システムを導入したほか、将来のフリーアドレスを視野に入れ、モジュール化したオフィスレイアウトとした。新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う政府の緊急事態宣言や宣言解除後の新しい生活様式への対応でも、ウェブ会議システムが大きな効果を発揮している。
 ICTの活用を進める一方、豊かなコミュニケーションをより充実させるため、リフレッシュルームやクリエーティブルーム、バーコーナーなども設置している。
 「歴史と文化を継承する魅力的な街づくり-都市という『物語』の中で-」をテーマに講演した、NTT都市開発の楠本正幸顧問は、「建築は完成すると一段落だが都市はエンドレスだ。壮大な物語の中でわれわれが手掛けられる部分はワンフレーズに過ぎないが、長い歴史の中で積み重ねられてきた人と都市の関係性を丁寧に読み解き、将来につなげていくことが、われわれの使命だ」と、本質を見極めた都市づくりの重要性を訴えた。

テレビ会議システムを備えた特別会議室

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