【"業界初"の機能も】富士フイルム ひび割れ画像診断サービス「ひびみっけ」が機能を拡張 | 建設通信新聞Digital

5月4日 土曜日

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【”業界初”の機能も】富士フイルム ひび割れ画像診断サービス「ひびみっけ」が機能を拡張

 富士フイルムは、橋梁やトンネルなどのひび割れ点検業務を効率化する画像診断サービス「ひびみっけ」の機能を拡張する。従来のひび割れに加え、「業界初」(同社)となる「剥離・鉄筋露出」「漏水・遊離石灰」を自動で検出できる機能を搭載して、22日から提供を始めた。

画像をアップロードして剥離や鉄筋露出を検出

 ひびみっけは、サーバーにアップロードされた橋梁やトンネルなどの撮影画像から、▽複数枚の画像の合成▽AI(人工知能)を活用した画像解析による損傷検出▽検出結果のデータ化–をクラウド上で自動的に行う。
 今回の機能拡張では、剥離や剥離後に露出する鉄筋、ひびわれから発生する漏水、遊離石灰、錆汁を自動で検出できるようになる。各損傷の面積を自動で計算できるため、点検現場で損傷を確認、記録してから報告書を作成までにかかる時間を短縮できる。
 月々の利用量に応じた従量課金制のクラウドサービスで、画像をサーバーに上げるためのソフトウェアは無料でダウンロードでき、初期投資はかからない。
 従来版のひびみっけは2018年4月に提供を始めた。19年7月には新技術情報提供システム(NETIS)に登録され、20年6月には国土交通省作成の「点検支援技術 性能カタログ(案)」に掲載されている。

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