フォトシンス(東京都港区、河瀬航大社長)と三井不動産は、オフィスビルを中心とした入退場認証サービス「Akerun(アケルン)来訪管理システム」の協業をスタートさせた。
河瀬社長は東京都内で開いた記者会見で「登録は、ネットと実際に出入りするゲートで完結する簡便な仕様にした。一度、認証して入退場すれば、他のビルでも入退場管理者に申請すれば認証が受けられる」と利点を説明した。「今後、導入ビルを増やし、登録したICカードでどこでも入退場できる社会を目指す」と意気込む。
三井不動産の中村健和執行役員ビルディング本部副本部長は「フォトシンスとの協業は、ICTを活用した顧客満足度向上というミッション達成のかぎとなる。このサービスは複数施設で入退場認証でき、他の手段との使い分けや応用方法なども含めて協業の中で検討したい」と述べた。