【防災週間】パナソニック・ライフソリューションズ社 VRで非常用照明の重要性をアピール | 建設通信新聞Digital

4月30日 火曜日

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【防災週間】パナソニック・ライフソリューションズ社 VRで非常用照明の重要性をアピール

 パナソニック・ライフソリューションズ社は、建築物にある誘導灯・非常灯など非常用照明のメンテナンス不足という課題に対して、非常用照明の重要性を施主や管理会社にPRする広報活動を強化する。その一環として、防災週間に合わせ、非常用照明の重要性をアピールするVR(仮想現実)コンテンツと動画を公開した。

VRコンテンツと動画を公開


 同社は、大きな災害が起きた後はメンテナンスが進む傾向があることから、施主や管理会社が非常用照明の重要性を体感することでメンテナンスを促進できると見込む。そこで、非常用照明の有無による危険性の差を体感できるVRコンテンツと、メンテナンスの重要性を3分にまとめた動画を公開した。VRコンテンツは、夜に火災で停電したオフィスビルから避難する想定で、煙や暗さで視界が悪い中、非常用照明を点けたり消したりして、避難の難しさの変化を示す。

 あわせて同社は、器具の長寿命化や、交換時期を自動で知らせる機能、点検をリモコンで簡易化する機能など、メンテナンス性を高めた非常用照明の拡販を進める。

 コンテンツと動画を発表したセミナーで、同社ライティング事業部プロフェッショナルライティングBUトレードビジネス推進センターの頓花達也トレードビジネス推進部営業企画課主務は「2019年の国内では、誘導灯の市場は約110万台、非常灯の市場は約300万台の規模があると推定する。しかし現場の感覚だと、設置台数の半分はメンテナンスが不十分だ。特に中小規模施設での整備が遅れている。非常用照明がうまく機能しないと、例えば火災発生時は煙で視界がふさがれ避難が遅れて危険だ」と警鐘を鳴らす。

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