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【”見やすさ”を 数値化】観覧施設向け設計評価手法「View-esT」が目指す幅広い支援展開

最終更新 | 2021/02/08 13:40

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 パナソニックの推計によると、全国には大型ホールなどの劇場や、スポーツなどを有料で観覧するスタジアム、アリーナなどの施設がそれぞれ約600ずつある。これらの施設の新設や改修で、東京都市大建築都市デザイン学部建築学科の勝又英明教授は「設計者が考慮すべき条件は複雑で、『観客からの見やすさ』には十分な配慮がされない。そのため観客や主催者、プロモーターから低い評価がつけられてしまう」と、現状の課題を指摘している。その課題を解決すべく、パナソニック・ライフソリューションズ社、ラムサ(横浜市、西豊彦社長)と勝又教授は、観覧施設向けの設計評価手法「View-esT(ビューエスト)」を開発し、観覧施設の計画や設計、施工、既存施設評価、マーケティングなどの支援展開を目指している。

左から松尾社長、西所長、勝又教授

 従来の観覧施設における評価法で、「観客からの見やすさ」が確保できない場合がある原因について、西社長は「従来のサイトライン設計による評価法では、各観客が前の観客の頭越しに舞台上の1点が見えるかどうか、が評価基準になっていた。そうなると、個人の身長差が無視されていて低身長の観客にとっては観劇しづらかったり、舞台の一部が見切れてしまったり、手すりが舞台の中央を遮ってしまったりするなどの事態を防げなかった」と指摘した。

 そのため、View-esTでは、さまざまな身長の視点を加味しつつ、格子状・千鳥状の2種類の座席配列に対応して「観客からの見やすさ」を数値化し、設計前からいろいろな条件で比較できる評価プログラムを作成した。同時に、劇場の「観客同士が近くに感じられるか」「観客同士が密に感じられるか」という、実際の距離や密度とは異なる一体感・親密感も新たに数値化した。

観客席視点を再現


 次にView-esTは、照明配置評価プログラムによって、照射対象と光源位置を立体的に計算し、図上で評価を可能とした。このプログラムの意義について、西社長は「従来の劇場ではパターン化された照明設計が多く、現代の演出・照明や映像デザイナーのニーズに応えることが難しい場面もあった。このプログラムでは、照明の対象物から見て3次元の方向へ照明を数値的に示すことで、客席との関係性を容易に把握できるようにした。劇場設計時の照明配置、実際のデザインに応用できる」と説明する。

プログラムが数値評価を 算出・色分けした画面


 パナソニック・ライフソリューションズ社は、View-esTのプログラムで扱う評価・計測データを、同社のVR(仮想現実)技術と組み合わせて可視化し、企画構想から計画・設計・施工・保守・改修などさまざまな段階で直感的な検証や計画を可能とする「劇場等計画支援VRシステム」への展開を図っている。

 同社のライティング事業部エンジニアリングセンター専門市場エンジニアリング部調光システムECの松尾浩所長は、同システムの展開について「システムは、当社のライティング中心に住空間で培った強みや、スマートシティーで培った広域3D都市データ構築シミュレーション機能なども活用する。竣工後の施設運用イメージなどをさまざまな段階から評価できるため、劇場設計がよりスムーズになり、より良い劇場の実現につながる」とした。

 また、イベント主催者や観客の視点で「VRイメージや評価点数を応用すれば、イベント主催者のチケット値付けをよりきめ細かくしたり、マーケティングに応用することができる。観客も、舞台の見え方を購入前にVRによってスマートフォンやパソコンから確認でき、より納得感を持って購入できる」(松尾所長)と、建築の発注者・設計者・施工者以外にもメリットがあることを示し、文化・芸術の発展へとつなげる構想を語った。



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