【現場のテレワーク化めざす】コベルコ建機とライカジオシステムズ 遠隔操作技術開発で協業へ | 建設通信新聞Digital

5月4日 土曜日

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【現場のテレワーク化めざす】コベルコ建機とライカジオシステムズ 遠隔操作技術開発で協業へ

 コベルコ建機とライカジオシステムズは、コベルコ建機が開発中の次世代遠隔操作システム「K-DIVE CONCEPT」推進のため、マシンガイダンス(MG)の遠隔操作技術の開発に向けて協業することとした。協業を通じてMGの遠隔操作が可能になれば、遠隔操作の作業制度や作業効率、安全性がさらに向上されるほか、オペレーターは時間や場所、技量による制約も同時に解消できるという。

 K-DIVE CONCEPTは、クラウドマッチングシステムと建設機械の遠隔操作を融合させることで、特定の人・場所・時間などの制約を受けずに建設現場で施工できる「建設現場のテレワーク化」を目指している。実現により、建設技能者の不足に対する多様な人材活用、現場生産性の向上、現場無人化による安全確保などが可能になるとしている。

 ライカジオシステムズのMGシステムは、操縦席のスクリーンに表示される設計モデルと実際の切土・盛土状況を確認しながら、経験の浅いオペレーターでも設計モデルどおりに迅速に掘削作業を行えることが特長だ。

 今回の協業は、MGをK-DIVE CONCEPTによる遠隔操作で使った場合でも、実際に機械に搭乗して操作した場合と同等の品質(通信遅延、作業効率など)にすることで、安全で誰でも働ける遠隔施工現場の実現を目的としている。

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