【手軽に"安全証明"】建設業界が注目する プロテックスの「法人向け抗体検査サービス」 | 建設通信新聞Digital

5月15日 水曜日

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【手軽に”安全証明”】建設業界が注目する プロテックスの「法人向け抗体検査サービス」

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、プロテックス(埼玉県和光市、西崎政男代表取締役)が、10月から提供を始めた「法人向け抗体検査サービス」に、建設業や不動産業からの引き合いが相次いでいる。同社担当者によると、当初は食品やホテルなどの業界がメインになると想定していたが、業種別の問い合わせ件数は建設、不動産で半分近くを占めている状況だという。社会生活の維持に欠かせない仕事の最前線に立つエッセンシャルワーカーからのニーズを踏まえ、今後は建設業界などへの提案を強化する方針だ。

簡単な自己採血で抗体検査を受けられる


 同社のサービスでは、自社開発した抗体検査キットを使い、過去の感染履歴を調べる。ほかの簡易検査方法に比べ感度が高く、日本感染症学会が推奨するELISA法という検査方法を採用。一定期間ごとに繰り返し実施することで、会社として日ごろから講じている感染予防対策の有効性を評価・点検でき、それを踏まえた「安全証明」の獲得が期待できる。

 テレワークができない建設工事の現場では、さまざまな職種の技能者らが多数、日々入れ代わり立ち代わり働いている。当然現場内では、ソーシャルディスタンスの確保や消毒の徹底などが実施されているが、信頼のおける定期検査に基づく安全の証明は、現場を管理、監督する発注者や元請企業にとっても大きな安心材料となるはずだ。

 会社や団体から申し込むと、専用の採血キットが送られてくる。自宅や職場などで検査者本人に自己採血してもらい、それをとりまとめて返送すると、1週間程度で検査結果がメールで届く。医療機関に出向くことなく、職場や従業員の都合に合わせた場所、時間で検査でき、定期検査が苦にならない。

 受託人数は20人程度から。費用はオープン価格だが、病院などで検査するよりも安く提供できるという。問い合わせは、電話048-424-5722。

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