【維持管理や災害対応を高度化】荒川下流事務所 無人航空機チーム「Kingfisher」結成 | 建設通信新聞Digital

5月5日 日曜日

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【維持管理や災害対応を高度化】荒川下流事務所 無人航空機チーム「Kingfisher」結成

 関東地方整備局荒川下流河川事務所はUAV(無人航空機)チーム「Kingfisher(キングフィッシャー)」を結成した。河川維持管理、災害時に状況把握の効率化・高度化などを推進する。専門知識や技能を持つ計37人の専門チームが河川や施設の状況監視、映像撮影などを行う。

ロゴは事務所職員が作成した


 7日に結成した。初代隊長には同事務所の早川潤所長が就く。同事務所では、DX(デジタルトランスフォーメーション)の一環として3次元データによる河川管理などを本格的に導入するための取り組みを進めている。

 UAVにより、日常の河川巡視を効率化するとともに、不可視個所や災害時の危険個所を安全に監視することが可能となる。

 また、ドローンと災害対策支援船「あらかわ号」が連携することで、陸上での移動が困難な個所の点検も可能となる。船上からの離発着は、河川事務所で唯一の取り組みになるという。

 Kingfisherは、荒川にも生息しているカワセミを表す言葉。カワセミは餌を採る際や巣に戻る際、ホバリングする。その姿をUAVの飛行する姿に重ね、チームのキャラクターとした。チームは日常の河川管理のみならず、広報ツールとしてUAVを活用する計画だ。

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